せかいのはしっこ-協力隊日記-

JICA青年海外協力隊 2019-3次隊(2021-7)ジンバブエ共和国派遣。(COVID-19により出国遅延。2021/08〜)コンピュータ技術。2023/8/3~延長期間へ。教員養成校にて、PC/NWの修理/管理や授業等で活動中。

協力隊活動798/730日目+α

こんにちは。らふです(ノ・∀・)ノ
「協力隊活動798/730日目+α」

 

今日は音楽教員のお葬式へ。
お葬式は全身黒にするのがルールらしいが
最近はそういう習わしが薄れてきているそう。

 

朝一番にその人の家の庭に集まって
牧師によるお祈りをして
アフリカの太鼓と楽器で歌って
教員が住んでた家に棺があるので、顔を見て通って。

教員宅だった家の庭でお祈り

棺に何を詰めるわけでもなく
その時着ていたと思われる服、ジャケット。
めちゃキチッとした服装だった。
安らかな顔で眠っておられた。
ご冥福をお祈りします。
亡くなる前に先生とお話ししたかった。

 

校長は今日から3日間ワークショップがあるので
葬式に出席できないからの代わりにお願いと
挨拶しにきて、音楽の教員だった為、
葬式に参加したい生徒がたくさんおり、バスが箱詰め状態💦
一旦学校に戻り、ワークショップ側に渡ったバスを
今日一日だけ、使わせて!と校長権限で返してもらい
バス2台でお葬式の場所へGO🚌

 

出発から1時間以上の間、ずっとバス内は生徒により
休むことなく歌が歌いまくられ。
途中、ガソリンスタンドに寄った際、
生徒による歌が止まったと思ったら、
隣のもう一台のバスから大合唱。
「あー、ひっそり聞こえるなぁ」ではなく
ハッキリ!聞こえるボリューム。
そう、バス内の歌はずっと歌声と
アフリカマラカス、太鼓で大合唱のボリューム🤣
正直耳が少し痛いほど。

 

到着したかと思いきや、誰の家か知りませんが
家の庭でまた歌を2曲歌い、すぐまたバスへ。
お墓の場所へ。
土盛りお墓やちゃんとした石のお墓、
ブロックで囲われているお墓、
一見普通に地面かと思う感じの山にもなっていない土のお墓
がありました。

ちゃんと石のお墓

ブロックで囲われたお墓

土盛りのお墓

どうやらお葬式にお酒OKらしく
男性のなかには飲んでる人もいて
女性も飲みたいという人が。
男性が棺サイズの土を掘って
女性はその間、ずっと歌って踊ってと言う風に
男女できっぱり役割がわかれていて
堀終えたら、車から棺を出して
棺を支える鉄筋枠の紐のうえにおいて
その紐がだんだん伸びて地面まで付くと
紐を回収して、鉄筋外して土を戻すという流れ。

始終、うたって踊っての女性チーム

分かりますか。左に男性チーム、右手に女性チーム。
綺麗に円陣で分かれている

埋葬

アルミ?の板に名前と誕生日と亡くなった日を書いて。
花を添えて。
石のお墓の人はメッセージも書いてあったりする。

土を戻すのは葬儀出席者、男女関係なく交代にするものの
ほとんどは男性が担当し
その間も女性は歌って踊って。
泣く瞬間は一ミリもなく、誰も泣いておらず、
最後にお祈りして
バスへ乗り込み。

金属フレームの紐はこのこと

15時くらいにやっとランチ🍴
炊き出しのような感じで葬儀近くの家の前で
サザ等が作られて並べてあり、
トレーもっていれてもらい、頂きます🙏

葬儀終わったときくらいから、
靴に石が入った感覚で石にしては痛いなー、と思って
靴下縫いでも靴をとんとん裏返しても
痛くて、なに?と思って靴底みたら
しっかり、長い釘が刺さってて、
だから体重かけたとき程痛かったんか、と💦
日本のしっかりした靴履いてきてて良かったー😂
と思った瞬間でした。
薄い靴だったら、速攻足死んでた.....

 

そうでなくてもプチっと足に刺さるほど長かったので
しばらく足の裏は痛く....。
ジンバブエの女性は身体が大きいので
両サイドからサンドされた夏の日というのは、灼熱。
外の方が涼しい......立ってる方が良い....と思うものの
「私は立ってて良いよ」というも
教員スタッフから「らふは座りなさい」としか言われず。
(席数足りなくて、結構立ってる)

1.5席分くらいとられてるもん

温められた炭酸ジュース。
水は掃除スタッフに持って行かれたので仕方なく頂き。
アイスクリームは途中の休憩時間に教員がくれました。
ありがとう!

今は、一人ひとつの土葬ではあるものの
土地がなくなると、混合で土葬になるかもねって
教員が言っていて、なるほどねぇと。
朝8:50に出発して17:00帰宅。
お葬式で1日終わりましたが
お世話になった教員が安らかに眠られることを祈って。
では(@^^)/~~~